シンプルなミニマムであること

 コンパクトな軽自動車をベースとしながら、ダイナミックに展開する拡張性がアマホの最大の魅力。その小さなボディのおかげで、狭い道もスイスイと走り抜け、知らない街へたどり着くことも多い。必然的に行動範囲は広がり、オーナーはより積極的になっていくのだ。

 アマホタイプ3はシンプルなレイアウトで、研ぎ澄まされたミニマムな世界が形作られている。フロントからリアまで伸びた大きなベンチシート、シンプルにまとめられたギャレー、そして、室内を拡張させるポップアップルーフなど、進化した姿がそこにある。クルマを停めて、ポップアップルーフを立ち上げ、ベースキャンプが完成する。リアゲートを開ければ、目の前の景色は切り取られ、違った表情を見せる。そして、ポップアップルーフのテントを全開にすると、ルーフトップが開放感のあるリビングとなるのだ。

 夜が更け、アマホ3のブラックボディは暗闇に溶け込んでいく。漆黒のブラックボディがさらに強調され、シンプルであり力強いキャラクターを表しているようでもある。

 一方でインテリアはウッドに囲まれた優しい空間。最高の癒しをもたらしてくれる。何を考えることなくフィールドでサポートしてくれる相棒、アマホ3はベッドメイクすら必要ない。そのままの状態で全てが完璧に整っている。進化をし続けるアマホが見せたもう一つの世界、それがこのアマホ3にこめられている、といってもいい。

PICKUP POINT.1

リアの壁に取り付けられたDC12V駆動のクーラー。12Vバッテリー搭載の環境では、電気の効率が高く、サブバッテリーだけでしっかりと室内を冷やし、電気交換ロスも抑えます。

PICKUP POINT.2

助手席の後ろに、バッテリー状態を確認するディスプレイとコンセント、スイッチがまとめられています。車載オーディオをサブバッテリーで稼働させるスイッチも付けられました。

PICKUP POINT.3

照明はエントランス上部とルーフトップテントの屋根部分に取り付けられています。LEDのダウンライトで、タッチパネル式によってLEDライトを調光できるようになっています。

PICKUP POINT.4

オプションのオーニングテントをボディへワンタッチで取り付けられるレールがついています。生地の端にあるロープ部分を溝にスライドしてはめるだけで固定できます。

PICKUP POINT.5

ルーフトップテント内のフロア前方に、収納ボックスを設置しています。スマホなどの小物をしまっておくのに便利です。室内側には吊り下げ棚が取り付けられ、収納力もアップ。

PICKUP POINT.6

アマホのために作られたバンパー部分に、外部電源入力コネクターが設置されています。クルマの安全装置として付けられるコーナーセンサーもバンパー部分へ移植されます。

PICKUP POINT.7

ポップアップテント部分は、ルーフ全体がフロアとなるので、有効スペースは非常に広くなっています。テントはファスナーで簡単にフルオープンすることができ、開放的なスペースとして利用できます。天体観測やフィールドウォッチングには最適な環境です。

PICKUP POINT.8

リアゲートは大きく開くので、荷物の積み込みや、空気の入れ替え時に役立ちます。ゲートにはダンパーが取り付けられ、開いた状態で止まるようになっています。アマホ3ではベンチ兼ベッドがゲート付近まで伸びていて、そのままの状態で寝られるようになりました。

PICKUP POINT.9

落ち着きあるカラーで統一されたインテリア。側面の壁はリアルウッドパネルで覆われています。左右にあるアクリル2重窓とルーフトップテントの3方に開かれた窓によって、室内にたくさんの光が差し込み、明るいインテリア空間を作り出しています。

PICKUP POINT.10

エントランス横にコンパクトにまとめられたギャレーが設置されました。大きな折りたたみテーブルを立ち上げると、テーブルトップの広さが倍に拡張されます。調理の時など、ギャレー回りで作業する際は、広々としたスペースが使いやすさを高めてくれます。

PICKUP POINT.11

AMAHOⅢにはロッドホルダーを装備。より趣味に没頭できる1台になりました。

AMAHO3 SELECT TYPE