トランスポーターとしての高い積載力がありながら、特別な空間をいつでも提供してくれるキャンピング
カー山小屋。その名前の通り、リビングエリアに腰掛ければ、山小屋の一室に来たような感覚を味わえる。
ハイエースのボディへコンパクトに収まりいつでもドライバーを気持ちよく迎え入れてくれる快適な空間。
ロングドライブであってもすぐ後ろにリラックススペースがあることで、気持ちにも余裕が生まれた。
天井にはリアルウッドが前後左右に広がり車内全体を覆っている。高いハイルーフのおかげで、クルマで
あることすら忘れてしまいそうだ。そして、曲げ加工の美しい家具が備え付けられ、落ち着きある上質な空
間に。リビングエリアから、マルチルームを経て、リアベッドにつながるレイアウト。マルチルームの扉を
広げるとボディラインと合わせるように、ウッドパネルが天井に達しているその光景には驚かされる。
マルチルームに、リア2段ベッドの広さはボディ右側に取り付けられたエクステンションBOXによっても
たらされた。木に囲まれた限られたスペースながら、落ち着きを感じるのはこの拡張された広さのおかげだ
ろう。その牧歌的な優しいインテリに組み合わされたのが、強化された設備。その一つが標準装備のリチウ
ムイオンの電池などだ。心落ち着ける場所であり、機能性も充実。そんな環境の整った山小屋がこんな近く
にあったとは。
ボディ右側にエクステンションBOXが取り付けられ、室内の空間を拡張している。 その効果は、リビングエリアの広がりや横向きリアベッドおヘッドクリアランスを生んでいる。
シンク横のカウンタートップを持ち上げると、冷蔵庫が収納されている。 リビングエリアからもドリンクなどを取り出しやすい位置だ。 手前の家具の木材の重厚さを物語る。
コンパクトなシンクはふた付きで、展開すると作業テーブルとして利用できる仕組み。 キャビネットの角がラウンドして、乗り降りしやすいように、車内の動線を確保している。
サブバッテリーにはリチウムイオン電池を採用。 1500Wのインバーターを搭載し、いろいろな家電を利用できる仕様。 FFヒーターはオプションアイテムとなっている。
吊り下げ棚もウッドを使ったタイプ。 棚の奥にもウッドパネルが見え、美しい曲線を見せている。 棚下にはダウンライト、奥にもライトが組み込まれ、室内を優しく照らす。
スライドドアのフロント側スペースに下駄箱を設置。 エントランスの広さを確保しながら、小さなスペースを有効利用した。 曲げ扉を使うことで、デザイン性にもこだわる。